【ガイド付きが嬉しい♪】眉山登山会のススメ
- 11月 17, 2022
- 9:26 am
島原市の中心市街地にそびえる眉山(標高819メートル)。市のランドマークとも言える存在です。
今回は2022年11月12日(土)に開催された眉山登山会の模様をレポートします。
※眉山登山会・・・平成新山ネイチャーセンターさんが企画する登山会。(参加費500円)四季折々で島原半島各所の登山イベントを企画されています。
眉山登山会、秋の陣。
島原中心市街地の目の前にそびえる眉山。
「眉山」という名称は、七面山(しちめんさん)と天狗岳(てんぐだけ)を総称した呼び名です。今回の眉山登山会では、整備された登山道が通っている七面山の山頂を目指します。
※天狗岳への登山道は整備されておらず、原則登山が禁止されています。眉山は現在も崩落が続いている山ですので、整備された道以外は通らないようにしましょう。
ガイドをしてくださったのは、平成新山ネイチャーセンターの大脇さん。
なんと眉山登山会の開催回数70回以上の大ベテラン!眉山の情報に精通している御方です。
ちなみに・・・、
眉山は崩れやすい性質を持つため山であり、治山が困難な日本三大難山の一つに数えられています。
1792年に起きた「島原大変肥後迷惑(簡単にいうとメッチャ大規模な山の崩壊)」では、約1万5000人の犠牲者を出し、日本史上最大規模の火山災害となりました。
一方、眉山の崩壊によって新たな湧水群が形成される……といった恩恵もありました。
島原市の生と死。
そのどちらも象徴する存在で、市民と歴史をともにしてきた山でもあります。
眉山の秋。島原の秋。
というわけで、準備体操をしっかりして出発!!
登山道入口では、紅葉がお見送りしてくれました。
道中ではいろんな眉山の秋を体感。こちらは大量に落ちていたアカガシのドングリ。イノシシなどの動物が食べるんだとか。
こちらは、ムベ(グベ)。
食味もよく、果物としての食べ頃は10〜12月頃のようですが、眉山では11月にはほとんど地面に落ちてしまうそうです。偶然の出会い。
こちらの可愛らしい白色の花びらは「サザンカ」。
「さざんか さざんか さいたみち
たきびだ たきびだ おちばたき〜」
でお馴染みのやつ。
ヤブツバキの花は「花首」から落ちるのに対し、サザンカは写真のように「花びら」が落ちるそうです。
急傾斜に悶えながら山頂へ!
ガイドの大脇さんの解説を受けながら、秋の眉山を登っていきます。
単独登頂では分からない植物の名前などの解説があるのが、登山会の大きな魅力です。
そしてそして!
眉山登山の醍醐味?と言えば、この急斜面。こんなかんじの斜面が、道中ずっと続きます。
斜面の傾斜角度は理論上30度になるそうで、これはスキー場でいうところの中〜上級者コースに相当するそう。
たまに休憩をとらないと、息切れしてしまうほど……。
ご褒美〜!七面山山頂からの景色
登山口から約1時間20分。
ようやく眉山山頂付近へ到着!おとなりの平成新山の迫力がすげ〜!!!😯
こちらが山頂にある神社。麓にある護国寺さんが管理されているそうです。神社なのにお寺が管理するという・・・不思議。
有明海を挟み、熊本方面の眺め。
いや〜、最高やな。これよこれ。
👆の写真の足元にある斜面が、崩落を繰り返しています。
まさに島原市の中心部方面で、島原城なんかもあります。
この土地に生きるリスクがひしひしと伝わる一方、その恩恵もたくさんあったのだろうな〜。……と、ちょっとだけエモい気分になれる風景でした。
島原市のランドマーク、ぜひ体感を!
行きよりも帰りの道中は楽でありますが、膝に負担がかかるので油断禁物。
帰りの所要時間は、解説を挟んでいただきながらゆっくり歩いて約1時間でした。
最後に雲仙岳スタンプラリーカードにハンコを押していただき、無事フィニッシュ!!!
おつかれした!
※雲仙岳の十の山を制覇すると、素敵なプレゼントがあるそうです😌
というわけで、今回は島原市の象徴とも言える眉山登山の様子をレポートしました。
途中険しい道もあり注意が必要ですが、半日あれば余裕を持って往復できる山です。
晴れれば山頂からの景色も良いですよ
タイミングがあれば、嬉しい解説つきの登山会への参加もオススメです!
ではでは〜🙌