【ガイド付きが嬉しい♪】眉山登山会のススメ

島原市の中心市街地にそびえる眉山(標高819メートル)。市のランドマークとも言える存在です。

今回は2022年11月12日(土)に開催された眉山登山会の模様をレポートします。

※眉山登山会・・・平成新山ネイチャーセンターさんが企画する登山会。(参加費500円)四季折々で島原半島各所の登山イベントを企画されています。

眉山登山会、秋の陣。

島原中心市街地の目の前にそびえる眉山。

「眉山」という名称は、七面山(しちめんさん)天狗岳(てんぐだけ)を総称した呼び名です。今回の眉山登山会では、整備された登山道が通っている七面山の山頂を目指します。

※天狗岳への登山道は整備されておらず、原則登山が禁止されています。眉山は現在も崩落が続いている山ですので、整備された道以外は通らないようにしましょう。

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ガイドをしてくださったのは、平成新山ネイチャーセンターの大脇さん。

なんと眉山登山会の開催回数70回以上の大ベテラン!眉山の情報に精通している御方です。

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ちなみに・・・、

眉山は崩れやすい性質を持つため山であり、治山が困難な日本三大難山の一つに数えられています。

1792年に起きた「島原大変肥後迷惑(簡単にいうとメッチャ大規模な山の崩壊)」では、約1万5000人の犠牲者を出し、日本史上最大規模の火山災害となりました。

一方、眉山の崩壊によって新たな湧水群が形成される……といった恩恵もありました。

島原市の生と死。

そのどちらも象徴する存在で、市民と歴史をともにしてきた山でもあります。

眉山の秋。島原の秋。

というわけで、準備体操をしっかりして出発!!

登山道入口では、紅葉がお見送りしてくれました。

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道中ではいろんな眉山の秋を体感。こちらは大量に落ちていたアカガシのドングリ。イノシシなどの動物が食べるんだとか。

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こちらは、ムベ(グベ)。

食味もよく、果物としての食べ頃は10〜12月頃のようですが、眉山では11月にはほとんど地面に落ちてしまうそうです。偶然の出会い。

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こちらの可愛らしい白色の花びらは「サザンカ」。

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「さざんか さざんか さいたみち

たきびだ たきびだ おちばたき〜」

でお馴染みのやつ。

ヤブツバキの花は「花首」から落ちるのに対し、サザンカは写真のように「花びら」が落ちるそうです。

急傾斜に悶えながら山頂へ!

ガイドの大脇さんの解説を受けながら、秋の眉山を登っていきます。

単独登頂では分からない植物の名前などの解説があるのが、登山会の大きな魅力です。

そしてそして!

眉山登山の醍醐味?と言えば、この急斜面。こんなかんじの斜面が、道中ずっと続きます。

mayuyama_tozankai_202211

斜面の傾斜角度は理論上30度になるそうで、これはスキー場でいうところの中〜上級者コースに相当するそう。

たまに休憩をとらないと、息切れしてしまうほど……。

ご褒美〜!七面山山頂からの景色

登山口から約1時間20分。

ようやく眉山山頂付近へ到着!おとなりの平成新山の迫力がすげ〜!!!😯

mayuyama_tozankai_202211 (1)

こちらが山頂にある神社。麓にある護国寺さんが管理されているそうです。神社なのにお寺が管理するという・・・不思議。

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有明海を挟み、熊本方面の眺め。

いや〜、最高やな。これよこれ。

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👆の写真の足元にある斜面が、崩落を繰り返しています。

まさに島原市の中心部方面で、島原城なんかもあります。

この土地に生きるリスクがひしひしと伝わる一方、その恩恵もたくさんあったのだろうな〜。……と、ちょっとだけエモい気分になれる風景でした。

島原市のランドマーク、ぜひ体感を!

行きよりも帰りの道中は楽でありますが、膝に負担がかかるので油断禁物。

帰りの所要時間は、解説を挟んでいただきながらゆっくり歩いて約1時間でした。

最後に雲仙岳スタンプラリーカードにハンコを押していただき、無事フィニッシュ!!!

おつかれした!

※雲仙岳の十の山を制覇すると、素敵なプレゼントがあるそうです😌

mayuyama_tozankai_202211 (2)

というわけで、今回は島原市の象徴とも言える眉山登山の様子をレポートしました。

途中険しい道もあり注意が必要ですが、半日あれば余裕を持って往復できる山です。

晴れれば山頂からの景色も良いですよ👍

タイミングがあれば、嬉しい解説つきの登山会への参加もオススメです!

ではでは〜🙌

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