【海を見晴らす絶景】南島原の「岩戸山(いわとさん)」への登山ルート・見どころを紹介

「ちょいそと」管理人、島原市地域おこし協力隊の田口です。

今回は、海に突き出た場所から南島原加津佐町を見下ろす霊山「岩戸山(いわとさん)」をご紹介します。

南島原市「岩戸山」

南島原市加津佐町にある岩戸山。

海抜100mほどでありながら、山頂からの眺めがとてもキレイな山です。

花房展望所から岩戸山周辺を見てみると、前浜海水浴場を挟んで「女島」という小山があることがわかります。

女島にも展望台があり、加津佐バンガロー村裏から登ることができます

こちら👇が女島の展望台から見た岩戸山。空、海、島。最高かよ。

ちなみに、女島より一回り大きい岩戸山はかつて「男島」と呼ばれていたそうです。どちらの山も海底噴火でできた小さい火山が原型になっています。こういった島原半島のヒストリーを感じるとちょっとだけエモい気分になります。

登山道入り口

岩戸山の登山道入り口はやや分かりにくい場所にあるのでご注意を……!

駐車場は「かづさふれあい公園」のもの👇を利用させていただきました。

駐車場横に巖吼寺へ登るながーい階段があります。立派で味がある山門の存在感がすごいっす。

巖吼寺へと続く道の横にある階段を登ると、「島原半島観世音 第二十番霊場」の石碑(👇の写真)が見えてきます。※島原半島の三十三霊場巡りのひとつ

この祭壇っぽい霊場の「裏手」に、岩戸山山頂部へ続く道が続いています。

初見で行くとメチャクチャわかりにくいのでご注意ください💧(僕はこの道が見つけられず、階段を上り下りしてしまいました)

夏場には草が生えており倒木なんかもありますので、足元にはくれぐれもお気をつけて👍

国指定の天然記念物「岩戸山樹叢」

ここからは本格的な山道に突入。

一見なんの変哲もない山林が続きますが、実はこれ「岩戸山樹叢(じゅそう)」と呼ばれる国指定の天然記念物です。

自生している植物のうち、数種類が貴重なんだとか。植物は全くのド素人ですが、勉強してみても面白いかも?

片道20分ほどで「座禅岩」へ到着

登山を始めて20分ほどで終点となる「座禅岩」(岩戸山の東側の峰の頂上)へ到着しました。

まさに絶景。コレコレ、この景色を見に来た。

大智禅師の石像に一礼。(鎌倉時代後期〜南北朝時代にかけて生きた曹洞宗の僧)

偉大な僧はこの風景を見て何を思っていたのでしょうか。ロマンですな〜。

【注意】穴観音は見学不可

一点注意点ですが、崩落の影響により岩戸山の見どころのひとつである「穴観音」は見学はできない状態です。(※2022年9月時点

穴観音・・・キリスト教の弾圧から逃れて仏教徒が仏像を隠した洞窟。(波の侵食活動によって洞窟が形成されたそう)

往復1時間の絶景

というわけで、今回は南島原加津佐町にある「岩戸山」の登山について紹介しました。

山頂まで片道30分未満で行くことができる気軽さもありますが、道中は急傾斜の場所もあり滑落の可能性もあります。

それなりの装備をそろえて十分注意しながら、登山を楽しまれてくださいね。

ではでは🙌

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