島原の自然をいただく#4 島原の田んぼで「ジャンボタニシ」を捕って食う(実食編)

「ちょいそと」管理人、島原市地域おこし協力隊の田口です。

全国の田んぼに大繁殖している外来種「ジャンボタニシ」。前回は島原の水田をめぐり、ジャンボタニシを捕獲してまいりました。

今回はいよいよジャンボタニシを実食してみます。貝類は好物の筆者ですが、今回は正直かなりビビってます。

ただ己の胃袋を信じるのみッッッ・・・!

まずは鬼煮沸

早速調理スタート。

今回は、3つの味でジャンボタニシをいただいてみることにします。

  • 塩ゆでするだけ
  • 塩ゆで+マヨネーズ
  • 塩ゆで+コチュジャン炒め

ジャンボタニシに関わらず、貝類には寄生虫がついている場合があるので、絶対に熱を通しましょう!(※農薬や除草剤がまかれている田んぼもありますので、実食の際は自己責任でお願いしますm(_ _)m)


というわけで、まずは水で念入りに洗った後、塩水で煮沸。
いや、鬼煮沸。

気持ち長めに茹でます。なんかいっぱい浮いてきた・・・。

choisoto

湯気からは泥っぽいなんとも言えない香りがしますが、ここで気持ちを切らしてはいけません。

かなりの量のアクが出ますので、丁寧に取り除いてあげましょう。

身を観察してみる

こちらが茹で上がったジャンボタニシ。身は貝類らしくグロさもありますね。

choisoto (1)

貝殻が大きいので、そこまで身がいっぱい詰まっているわけではありません。

貝類は茹でると縮こまるので、結果的に可食部がかなり小さくなってしまいます。

塩ゆで・・・★★★

まずは塩ゆでから実食!(★の数1〜5で評価してみます)

一口目はちょっと、いやかなり、いや激烈にビビってました。

しかし食べてみてびっくり、かなりイケる味です・・・!当たり前ですが「貝の味」がします(語彙力・・・)

choisoto (2)

正確に言うと、「部位」によって味の質と食感はかなり異なります。

先端の筋肉質の部位はかなり美味しいです。しかし、貝殻奥の部位になればなるほど、その質は下がっていく印象。

とくに一番奥の部位(内蔵?)は限りなく田んぼに近い味がします。泥というか土を食べてるかんじ。

ノスタルジックな田んぼの風景を想い出したい方には良いかもしれませんが、味を優先するならば先端部分のみを食べることをオススメします。

塩ゆで+マヨネーズ★★★

お次は塩ゆでしたものに、マヨネーズをつけて食べてみました。(先端部のみ)

まぁ塩ゆでが美味しいなら、マヨネーズつけても安定してウマいです!

ていうかマヨネーズがウマいだけなn・・・

choisoto (3)

調味料で味に変化をつけるだけで、それなりに量も食べることができそう。

ジャンボタニシそのものの味が良いので、調味料のアシストひとつで色んな楽しみ方ができます。

塩ゆで+コチュジャン炒め★★★★

そして最後にコチュジャン炒め。

はい、うまい〜!

口に入れて秒でウマさを感じます。これ、サザエって言われてもわからないんじゃ・・・?

choisoto (4)

オツマミにもオカズにもなるコチュジャン炒め。

個人的にはオススメの調理法です。

外来種、美味しく食べて、駆除しよう

というわけで、今回は田んぼでとってきたジャンボタニシを色んな味付けでいただいてみました。

繰り返しになりますが、ジャンボタニシそのものの味は良いと思います。

しっかり貝本来の旨みも感じますし、プリプリとした歯ごたえもあって美味でした。

今回は「茹で」と「炒め」のメニューでしたが、煮物なんかでもきっと美味しいはず。

外来種だからといって敬遠されがちですが、美味しく食べて駆除してあげるのも良いかもしれません。

機会があったらぜひ実食されてみてください!

ではでは👐

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