【島原の初夏彩る】知っておきたい「ヤマボウシ」のアレコレ

「ちょいそと」管理人、島原市地域おこし協力隊の田口です。

初夏の島原半島を彩る代表的な花といえば・・・「ヤマボウシ」。

ただ眺めるだけでも美しいですが、事前にこの花について予習しておくとその日の登山がさらに楽しくなるかもしれません。

今回はそんなヤマボウシについて色々と調べてみました!

島原の夏の山彩る「ヤマボウシ」

まずはヤマボウシの基本データをまとめてみます!

■ヤマボウシとは・・・ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木

■名前の由来・・・中心に多数の花が集まる頭状の花序を法師(僧兵)の坊主頭に、花びらに見える白い総苞片を白い頭巾に見立てたもので、「山に咲く法師」(山法師)を意味するといわれている

■花言葉・・・「友情」

白くて可憐な花びらが美しく、島原で登山される方であれば一度は耳にされたことがあるはず。たぶん。

可愛らしさと美しさとあわせもつ、なんとも魅惑的なビジュアルでございます。

花が咲く時期

ヤマボウシの花を見ることができるシーズンはだいたい6~7月にかけて。6月中下旬あたりが見ごろになることが多いようです。

ミズキ科の植物は全般的に水を好むらしく、ヤマボウシも雨量が豊富な梅雨時期に花を咲かせるそうです。

花を愛でるのもいいですが、じつは9月頃になると「実」を食べることができます

実にはたくさんの種が入っていますが、マンゴーやバナナのような風味と甘みを楽しむことができるそう。

さらに、ビタミンやカロテン、アントシアニンなどが含まれており、疲労回復の効果があるとされています。

一度食べてみたい・・・。

やっぱり九千部岳(くせんぶだけ)がおすすめスポット

ヤマボウシは島原半島中の山々で見ることができます。

しかし!

せっかく見るならやっぱり一面に広がるヤマボウシの花を見たいと思いませんか?

それならやっぱりおすすめスポットは・・・九千部岳(くせんぶだけ)の山頂です。

世界よ、これが九千部岳のヤマボウシだ!

どーん!!!

いや、冷静にやばくない?この風景みて感動しない人います?

ヤマボウシは樹の上に花を咲かせるため、高いところから見たほうがより多くの花を見れるんだとか。

・・・といった感じで、九千部岳から眺めるヤマボウシは島原半島でも別格と言えます。

その他にヤマボウシが見れるスポット

とはいえ、九千部岳の周回コースを歩くとなると3~4時間は軽くかかります。

ハードな運動が苦手な方は、「絹笠山(きぬがさやま)」からの山頂からもヤマボウシの花を見ることができますよ。

白雲の池にある登山口から約30~40分で山頂です!

ただ・・・やはり九千部岳からの眺めと比較してしまうと、かなり目劣りしてしまいます💦

絹笠山は別名「サンセットヒル」と呼ばれる、夕日がハチャメチャにキレイな山です。ヤマボウシ目当ての登山もいいですが、夕焼けをご覧になるほうがオススメです。(個人の意見でございます)

また、

「登山は大変そうだしちょっとアレだな~・・・。けどヤマボウシの花は見てみたい・・・。」

と思う方もいらっしゃるはず。

そんな方にオススメなのが、以下の3つのスポット。

①吹越トンネル・・・普賢岳へ続く登山口そばに駐車スペースあり
②吹越橋・・・ヤマボウシだけじゃなく単純に眺めがいい。専用の駐車場がないのでご注意を。
③田代原トレイルセンター・・・キャンプ場にヤマボウシあり。駐車場あり。

単純にヤマボウシの花を見るだけならば、これらのスポットでも可能です◎

注意:品種や場所によって早く花が咲くらしい

最後にちょっと注意点を。

ヤマボウシは雲仙温泉街、平成新山ネイチャー、舞岳山荘といった車でアクセスできる場所にも植えられていることがあります。

これらの場所では早めに花が咲いています。(野生のものと比べると園芸品種は花が咲くのが早いものが多いんだとか)

「あ、街のヤマボウシの花もう咲いてるじゃん!山に登ろう!」

というかんじで九千部岳に登ってみたらひとつも花が咲いていなかった・・・という悲しい事態に陥ります。(経験者は語る)

下の写真は5月末に撮影した舞岳山荘のヤマボウシ。咲くの早すぎ。

九千部岳山頂からヤマボウシを楽しみたい方はご注意ください!

お山の情報館に聞くのがはやくて正確

ヤマボウシの詳しい開花状況は「雲仙お山の情報館」さんに確認するのがはやいです。しかも正確。

雲仙お山の情報館
0957-73-3636(9時〜17時)
木曜休館
ホームページはコチラ:
http://unzenvc.com/

九千部岳の登山会も企画されていますので、タイミングがあう方は参加されてみては?

▼ヤマボウシ登山会・九千部岳
日時:令和4年6月22日(水)10:00〜16:30(受付 9:30から)
集合場所:雲仙お山の情報館
参加費(保険料含む):大人 1,200円 (小学生の参加は不可)
定員:15名(先着順)
参加申し込み:6月8日(水)より電話のみ
雨天時:中止

ヤマボウシは島原の自然の四季を感じることができる、1年でもシーズン限定のお楽しみ。

しっかり準備をされて楽しまれてみてください♪

ではでは👐

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