島原の自然をいただく#2 絶滅危惧種「島原いちご」の気になる味は…?

「ちょいそと」管理人、島原市地域おこし協力隊の田口です。

今回は、島原ならではの自然の味、「島原いちご」を食べてみました。

絶滅危惧種「島原いちご」とは

島原いちごはバラ科の植物で、東南アジア・中国南部・台湾などに広く分布しています。

ただし、日本国内では長崎県と熊本県にしか分布しない希少な植物です。

例年9月ごろに白色の花を咲かせ、10〜1月ごろにブドウのような房状の実がたくさんなる「冬イチゴ」です。

※冬イチゴではありますが、場所によっては3月ごろまで実をつけている場合もあります。

明治37年、国見町出身の植物研究家大島清氏によって発見され、牧野富太郎博士によって命名されました。

島原市内ではどこで見れる?

気になるのは「島原市内ではどこに行けば見れるの?」という点。

島原市では、「千本木地区」周辺の日当たりの良い場所に多く自生しているそうです。※ツルには棘があるのでご注意を!

▼だいたいこのあたり(北千本木、南千本木など)

絶滅危惧種とはいえ、実は「眉山ロード」の道路脇にも自生している場所がみられます

「自生地」を示す碑が建っているので、お近くを通った際に立ち寄ってみてください〜😌

 

▼上記碑の写真付近(Googleマップ)

他にも焼山・眉山麓の公園など、いろんな場所で見かけることができる、島原市内では以外と身近な植物です。

冬場に探してみると、高確率で出会うことができるでしょう。

今回は舞岳山荘で生えていたものを、許可を得て少し味見させていただきました。

▶︎舞岳山荘の紹介ページはこちら

気になる味は?

結論からいうと・・・島原いちごはそこそこ酸っぱい味です。

島原いちごは、「エラジタンニン」というポリフェノールを豊富に含み、体内で「エラグ酸」に分解されるそうです。

このエラグ酸が健康に良いという報告があるそう。

酸っぱいので、そんなにバクバクと口に入れるような味ではありませんが、酸味が好きな方はかなり気に入る味だと思います。

リキュールやお茶に入れられて商品もあるので、ちょっとした味のアクセント役としても優秀です😌

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